瓦と土の撤去作業中です。
当時は、瓦と土だけで雨仕舞ができたのでしょう。
今でいうルーフィングという防水紙はありません。
そういえば、私の実家も築55年くらいですが、私が住んでいたころ
2階の奥の部屋は天井がなく屋根裏がそのまま見えていましたが、
コハバ板の間から土が垂れ下がっていて防水紙はありませんでした。
見上げる方向によっては、明かりが見えるところもあったくらいですが、
それでも雨漏れというのはなかったように思います。
当時の職人さんの腕と瓦がよかったのでしょうか。
野地板もあまり腐朽している様子はありません。
瓦と土葺きの屋根は、今の家では考えられないくらいの耐久性があります。