土曜日・日曜日と2日間構造の見学会をさせていただきました。
下の写真は、天然乾燥の木と人工乾燥の木を展示させてもらったものです。
住宅の構造材にこだわる人は少ないですが、その違いは知っておいた方が
いいと思います。
読んで字の通り、自然に乾燥した木と機械で熱を加えて強制的に乾燥させた
木です。
一般的には機械で乾燥させた木のほうがたくさん出回っていると思います。
天然は、自然のままですから木の色艶や香り・繊維はそのままです。
機械は、熱を加えるので、やや茶色くなり焦げたようなにおいがします。
また繊維は熱により傷んでいます。
天然は、機械ほど乾燥していないので後々徐々に乾燥してひび割れや接合部で
隙間が生じたりします。
機械はよく乾燥しているので、天然のような乾燥による縮みはありません。
寿命はどうかというと天然は100年・200年は持つでしょう。実際
そういった民家が今でもあります。
機械はどうなのでしょうか。
30年くらいで劣化し始めるという人もいます。何しろ実績がないので、
何とも言えないところです。
住宅は、30年も持てばいいと考える人には何も問題はありませんが。