型枠を組み立てた後アンカーボルトをプリセット(事前に設置)
して生コンを打設します。業界では単純に生コンと言いますが、
正確には、レディミクストコンクリート(まだ固まっていないコンクリート)
です。バイブレーターという振動する棒を入れて流し込みます。
で生コンが流れるようにするためです。コンクリートには水セメント比という
配合基準があって水が少ないほど強度は高くなりますが、打設しににくくなり
ジャンカと言われる巣のような状態になることがあります。住宅の基礎は
狭い型枠の中に鉄筋を配置しているので、一般土木ほど流動性の低い生コン
は使えません。
コンクリートが固まったら、型枠を外してこれから土台を伏せます。
当社では、コンクリートの養生期間を10日から14日くらいを目安に
しています。
理想的には、よく4週強度と言って28日経過すれば正規の強度が出ている
ものと判断されますが、1週間で4週強度の60~70%は達成していると
いうデータがあります。