現代の家では構造用の金物をたくさん使います。

構造計算で指定された金物がありそれに対応する金物が

使われます。

その点、古民家ではそのような構造用の金物は使われて

いません。

本来、木と金物は相性が悪いと言われます。

現代の家も少し前に比べると釘は少なくなったように

思います。

その代わりビスと言ってネジ状のものはたくさん使う

ようになりました。

ドリルで締め付けることができて頑丈に取り付けること

ができます。

 

古民家では釘も使われていないように思われがちですが

釘は割と使われています。

あの法隆寺でさえ釘は結構使われているそうです。

釘と言っても30センチくらいあるそうですが。

和釘と言われるもので現代の釘とは材質も違って千年以上

持っているとのことです。

 

現代の釘はすぐにさびてしまい頭の部分がなくなってしまい

ますが、錆びることで木と一体化すると言われます。

古い家を解体するとボルトやナットは緩みがちですが釘だけ

はしっかりと持っていて外れないことがあります。

あんな細い金物でも躯体を繋ぎとめる力はあるようです。