こちらも古民家のリフォームで梁の補強をしています。

古民家というと大きな丸太の梁や差鴨居を連想しますが、

それは農家住宅に多い造りで町屋風の古民家では大きな

構造材が使われていないこともあります。

 

 

 

 

 

 

ところによっては梁が垂れ下がっていることもあり、

柱を建てて補強することもあります。

これは解体してみないとわからないこともあります。

 

業界の流れで各社新築工事は減少傾向で中古住宅の

リフォームが多くなっています。

中でも古民家は人気があります。

当社は以前ハウスメーカーの仕事をしていました。

いわゆる下請けの工務店です。

その仕事がいやになって自社の家づくりを始めたのが

20年ほど前になります。

急に自社の家づくりができるわけでもなくエアパス工法

という工法を取り入れてエアパスの家づくりができるよう

になったのは15年ほど前でした。

当時はこのような工法でも持たないと自社の家づくりが

できないような状態でした。

他にも地熱住宅、ソーラーサーキットやWB、OMソーラー

などがありました。

いろんな会社を訪問しましたがエアパス工法が一番自分の

理想に近かったので加盟させてもらい一時期はエアパスの

家だけを施工していました。

当時は自然素材の家、シックハウス、漆喰といった言葉が

流行りました。

それがわずか10数年で古民家のリフォームばかりになるとは

思いもしませんでした。

今では自然素材やシックハウスといった言葉はほとんど聞き

ません。

新築もソーラーハウスより高気密・高断熱で性能数値を競う

ような状態です。

この業界も移り変わり、流行り廃れが早くて激しいですね。

消費者の方々がどんな暮らしを求めるかをいつも考えていな

ければ置いてけぼりです。

今でこそ「古民家のリフォームが・・・」なんて言ってますが

来年は違うことをしているのかもしれません。