平板瓦です。
本当に平らでガルバリウムの屋根みたいです。
デザインの好みはありますが和瓦に比べれば安価です。
和瓦はあの甍模様がきれいです。
風致地区などではあの甍模様が重視されることもあります。
私が思うにあの形のデメリットは水が低い部分に集まるので
樋に部分的に集中して水が落ちる点です。
和瓦には銅の樋がよく使われています。
最近はずいぶん減ってきてはいますが昔は和瓦と言えば樋
は銅でした。
銅の樋はいいのですが雨水が集中すると経年でそこに穴が開きます。
古くなった銅の軒樋はどこでも穴が開いています。
中庭に向かって大きな掃き出しを設けています。
中庭ですから外部の視線は気になりません。
室内の温熱環境だけを考えると「冬は窓から5割、
夏は7割の熱が出入りする」と言われます。
理想的には南面には断熱Low-e、東西、北面には遮熱Low-e
がいいです。
南面には庇やシェードによる遮蔽措置があればさらにいいです。
冬は南面から日射を取得して夏は遮蔽する。
東西面は朝日や西日の日射を遮蔽する、という考えです。
プラン上そう理想通りにはいきませんが少しでも自然の力
を利用できればそれに越したことはありません。