古民家の厨子2階です。
古民家に行くと2階の床に土が敷いてあることが時々あります。
防火と断熱のためだと思われますが、養蚕や冬場の薪や屋根の
茅を貯蔵するための場所であったかもしれません。
はるか昔の竪穴式住居の名残かもといった見解もあります。
しかし土は湿気も含みやすいです。
昔のように室内に竈があり下で火を炊いたりしたので自然と燻さ
れましたが現代ではそんなことはしません。
そのまま放置しておくという方法もありますが有効に使いたいと
なるとこの土を撤去しなければなりません。
これがまた大変です。
結構厚みがあり(8センチ位)固いです。
重量も相当あるでしょうね。
耐震的にも不利ですがこの土の重みで木の接合部がしっかりと
組み合っていることもあるそうです。
こちらは今施工中の古民家のリフォームです。
縁側の杉板貼りが完了しました。
木目がきれいです。