今日は上棟でした。
幸い日中は雨も降らず順調に仕事を進めることが
できました。
施主さんもやっと形が見えてきて自分の家が初めて
実感できるときです。
中庭のあるちょっと変わった形の家で屋根はほぼ
寄棟です。
当社はどちらかというと切妻の家が多いです。
屋根の形状は切妻、寄棟、入母屋があります。
切妻は本を開いて伏せたようなシンプルな形です。
種の面積が少なくて済む一方、屋根のない面が壁になり
風雨にさらされる面が多くなるというデメリットがあり
ますが、屋根がシンプルなので雨漏れに対しては有利です。
奈良時代より前に建てられた神社はほぼ切妻で昔は格式が
高いと考えられていました。
寄棟は四方が屋根に囲まれるので比較的風雨にさらされる面
が少なくなるというメリットがありますが屋根面が多いため
施工費が上がります。
また棟の数も増えるので雨に対してはやや不利となります。
古代では「東屋(あずまや))と呼ばれていました。
奈良時代の寺院は寄棟が多くなっています。
上棟式も無事に終わらせていただきました。