高気密・高断熱の家では北面、東西面の窓はできるだけ
小さく南面は日射取得のために大きくというセオリーが
あります。
温熱環境を考えればこれがいいのですが窓の役割は室内
の光環境とともに通風の役割もあります。
また人や物の出し入れも考えておく必要もあります。
でないといざ引っ越しというときに大きな電化製品を搬入
するのに苦労することもあります。
窓の設置は周辺環境にも左右されるので思うようには付
けられないこともあります。
近年はサッシの開閉の仕方も色々とあってどのタイプの窓
が最適かも考えなければなりません。
ある建築家によると「窓の位置はどうやって決めているか」
というと「遠くが見えるところ」とのことです。
窓は外の景色を楽しむものだからカーテンやブラインドを
降ろしたままではないところです。
そして窓の大きさと壁の大きさは1:3。
壁を多く残すことで落ち着いた空間になります。
そしてもう一つ、開口部の幅と同じかそれ以上の奥行きが
ある空間です。
例えば1間(1820)の幅の窓には1軒以上の奥行きのある
部屋にすること。
奥行きがないと廊下のような空間になりますし、開口部から
少し奥まったところから外を伺った方が落ち着くからです。
プランをしてもらうときは参考にされてはどうでしょうか。