新築の家の刻みに取り掛かっています。
土台と大引という材料に墨付けをしています。
構造材の加工はだいたい順番があって土台、大引から
梁、母屋、柱といった順に加工していきます。
土台は基礎の上に敷いて柱の足元を支える部材です。
柱のほぞに対する穴を掘って継手、仕口を加工します。
柱の長さは梁や桁のせい(高さ)に応じて変わります。
基本的には在来工法では梁、桁の天端が水平に揃うよう
に加工されてます。
墨付けには墨壷と墨差が必要になります。
最近は墨壷も簡易な形をしたものが主流になっていますが、
鶴亀の細工をした墨壷も人気があります。
墨壷といえば「置き去りにされた墨壷」が有名ですね。