今月の26日(土)・27日(日)にリフォームの相談会を
させていただきます。
この家は築35年くらいの家をリフォームしたもので古民家
ではありません。
最近よくリフォーム工事をさせてもらうのですが古民家ばかり
でもう少し築年数の浅い家がほとんどありません。
この家は昭和56年以降のいわゆる新耐震基準の家ですがバランス
を考えて更に耐震補強をしています。
断熱に関しても外貼の断熱材とサッシの取替や内窓を使って
対応しています。
仕上げはほぼ自然素材、杉と桧の床板に壁は漆喰です。
上の写真は手洗いですが漆塗りのカウンターに美濃焼の
手洗い鉢を使っています。
これはちょっとした遊び心と贅沢です。
特に漆の仕上げはなかなかできるものではありません。
こちらは前からある和室です。
ほぼそのままなんですが床の間の横の書院を壁にして耐震補強
しています。
バランスを考えてのことです。
ほとんどの家がこの書院がは耐震上の欠点になっています。
和風の家は書院の障子の上に2階の外壁が載っています。
しかも力の掛かる隅にあたる部分です。
ここを壁にするとずいぶん補強の効果が上がります。
しかし書院は手間がかかっていて、書院があってこその床の間で
もあります。
簡単に失くしたくないんですね。
そこはどちらを取るかです。
写真のような座敷や縁側が欲しいという方はいないでしょうか。
本当に造らなくなりました。