日本庭園と言われる灯篭のある庭です。
今ではこのような庭のある家は少ないかもしれませんが、
当社はこのような庭のある家には縁があります。
古民家の改修が多いからかもしれません。
時々あるのが写真のように廻りを家で囲まれている庭です。
剪定してもらうのも大変ですが、排水が取れていないこと
もあります。
自然排水というか、水が浸透するに任せているようなこと
もあります。
庭を造った時はどこかは空間で、後から建物が立ってしまった
というのが現実なんでしょうね。
しかし、排水はしっかりとっておかないと周囲の建物に影響します。
湿気や水は柱や壁を傷めます。
特に石場建の建物では柱が地面に近いところにありますから、
傷みやすくなります。
どこの家もそうなんですが、最初は家が建っている宅地は周囲の敷地
よりも高くなっているはずなんですが、庭を造ったりすると植木の根鉢
や客土のために敷地(家の周囲)の地盤が高くなっていきます。
比較的新しい家でも家庭菜園や花が好きな人はプランターを置いたり
します。
プランターは入れ替えます。中の土は庭に撒きます。
わずかな量でも何杯も庭に撒くと少しづつ敷地が高くなっていきます。
そしていつの間にか宅地と周辺地盤の高さが逆転してしまっているという
ことがあります。
最近の土間コンクリートを打設してあるような家ではなかなかそこまでは
いきませんが、築20年から30年、古民家では時々見かけます。
宅地の中には水が流れ込まないようにしておきましょう。