断熱というと寒さ対策が重視されているように感じますが、
夏の暑さ対策でもあります。
暑さ対策では壁や床よりも屋根(天井)ですね。
屋根(天井)の断熱も対策しだしたのはここ10年から20年
位でしょうか。
それまでは天井の断熱と言っても50ミリのグラスウールが
使われていた時代があります。
50ミリのグラスウールなんてほぼ効果はないです。
天井には断熱材がない家もありました。
今では考えられませんが、2階に上がっていくと空気の層が変
わるように気温が上がるのを体感できるといった家もありました。
今もあるかもしれませんが、現代ではかなり改善されています。
断熱材も種類や性能によりますが、2階もよく使われるような家
ではグラスウールも2重に入れるくらいにした方がいいですね。
施工費は上がりますが、100ミリのグラスウールを2重に敷設
すればかなり効果があります。
断熱材もわずかづつですが熱を伝えます。
伝導、対流、輻射の伝導です。
しかしその熱が室内に伝わるまでに夜になれば(日射がなくなれば)
そして夜の間に溜まった熱が放射されれば、室内は涼しい状態が保
たれます。