こちらも古民家ですが天井を塞ぐ作業をしています。
古民家では天井を解体することが多いですが、反対に
塞ぐこともあります。
こちらの家ではないですが、カフェやお食事処では
キッチンの天井は埃が溜まったり落ちてこないように
しなければなりません。
調理をするところですから当然ですが保健所からも指導
されます。
化粧の梁などがあるときは天井に埋め込む、壁を造ると
いった処理が必要です。
2階の勾配天井です。
丸太の梁や母屋は表しになっています。
隠してしまえば仕事は簡単ですが普通の居室では隠すこと
はまずありません。
こんな時の石膏ボードの施工は手間がかかります。
丸太は製材された角材ではないのですり合わせるのが大変
です。
古民家では石膏ボードやクロス貼りといった仕事は本来
ありません。
天井を造ること自体少ないですし仕上げるとしても土壁や
左官です。
土壁や左官は木材がどんな形をしていても塗ること自体
は簡単です。
しかも真壁が多く、現代のような大壁はほぼありません。
大壁自体が左官仕上げに向いていませんし、石膏ボードを
下地にすることが多くクロスも使われます。
ある意味仕上げに関しては昔よりも技術が要るのかもし
れません。