明後日上棟の予定の家です。
土台伏せをして構造材を並べたところです。
こちらの家は平屋なのですが進入路が狭く、レッカーが
入らないので「手上げ」と言ってレッカーを使わずに人力
で上棟する予定です。
昔はたまにありましたが「手上げ」は久しぶりです。
新築でもリフォームでも施工価格の目安として「坪単価」
がよく使われます。
「本体価格」を「延べ床面積」で割ったものが坪単価です。
床面積の合計ですから吹抜けや玄関ポーチ、ベランダなどは
床面積に含まれません。
また本体価格も建物本体の工事費以外に別途工事や諸経費が
かかります。
それらを含めれば本体価格は上がって坪単価も高くなります。
また延べ床面積に吹抜けやベランダを含めれば面積が大きく
なって坪単価は安くなります。
どこまでを含んだ坪単価かが大事です。
また家というのは規格住宅でもない限りいろんなオプションが
付いてきます。
最近は減ったように感じますが、坪単価は時々聞かれます。
実際のところプランや使う材料、仕上げの仕様、造作や設備類
によって坪単価は本当にバラバラで、返答に困ることがあります。
同じ仕様の家でも断熱性能や耐震性能を上げれば高くなります。
車屋さんへ行って「車はいくらですか」と聞くのとあまり変わりが
ないのではと思います。
平屋が人気ですが、平屋は2階建よりかなり高くなります。
総2階の家と比べれば、同じ基礎と屋根で床面積が半分になります
から坪単価は上がります。
また、家は小さいほど坪単価は高くなります。
小さくても、浴室、洗面、トイレ、キッチンといった住宅設備は
必ず必要ですから。