数年前にリフォームさせてもらった家にある蔵です。

収納として使われる予定だったので簡単な内装工事だけ

をしてあったのですが、今回の冬は結露を起こしたそう

です。

例年に比べて寒かったのが原因ですが、リフォームで簡単

な断熱をすると却って結露を起こすことがあります。

なにもしない、部屋の中も外も気温が変わらないような状態

なら結露は起きないのですが、部分的に断熱の弱いところが

あるとそこで結露を起こします。

今回何も手を加えなかった天井(屋根の面)に断熱材を施工

することになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは新築の家ですが、屋根にスチロール系の断熱材

140mmを設けています。

かなり厚めの断熱材です。

性能もいいものです。

断熱等級5というZEHレベルの家になっています。

 

断熱材もたくさん種類があります。

一番一般的なのがグラスウールです。

当社もリフォームでは使っています。

何より安価です。

しかし施工は難しい部類に入ります。

防湿層を連続させなければなりません。

断熱材に室内の湿気が回らないように施工することが必要になります。

時々、お客様からどんな断熱材を使っているかという質問を受けます。

実際、断熱材の種類は家の断熱性能にあまり関係ありません。

断熱材の厚みと性能(熱還流率)によるものであとはどれだけ正確に

施工するかです。