新築の家で構造の見学会をしています。

完成の見学会と比べるとやはり反響は少ないです。

構造を見ても生活は実感できませんから見たいと思い人

は少ないです。

しかし構造に興味のある人は成約の確率が高いと言われます。

 

 

 

 

 

 

断熱材にの施工が終わった状態です。

近年は省エネのために断熱性能を高めることにどこの工務店も

一生懸命です。

断熱等級4が長期優良の最低の規定でしたが、今では等級5・6・7

まであります。

そして等級4は最低限必要になります。

単純に性能のいいい断熱材を使えば断熱の等級は上がります。

こちらの家は断熱等級5です。

90ミリから140ミリのポリスチレン系の断熱材を使っています。

サッシはアルミ樹脂複合のペアガラスですが、これをトリプルの

サッシに変えると断熱等級6まで持って行くことができます。

しかしトリプルサッシに変える分だけ建築費が上がることになります。

これが等級7となるとさらに断熱材を付加しなければ達成できません。

等級を上げるには施工の難度がどうこうではなく単純に部材の性能を

上げて厚みのある断熱材を使えばできることなのですが、建築費が

それに応じて上がっていくことになります。

費用対効果を考えてどのあたりまで性能を上げるかは予算との相談に

なります。

断熱等級を上げれば初期投資はかかりますが、光熱費は抑えることが

できますし、なにより室内の温度環境は快適になります。

温度差の少ない室内で過ごすことができます。

これは長い目で見れば人の健康にもつながります。

まだまだ断熱の行き届かない家はたくさんありますが、住む家によって

温度環境は大きく変わるようになります。