リフォームでも新築でも時々、断熱材の種類を問われる
ことがあります。
断熱材と言っても素材から厚み、各素材の性能まで多種多様です。
当社では新築ではポリスチレン系をよく使いますし、リフォーム
ではグラスウール、ロックウールをよく使います。
新築は柱間や垂木間、母屋間など寸法が確定しているのでボード系
が使いやすく、比較的性能のいいものがあります。
一方、リフォームは古民家から現代の在来までモジュールがまちまちで
ボード系ではその都度切断する必要があります。
その点ウール系は多少の幅の誤差は吸収してくれます。
断熱材はもちろん性能も大事ですが、どれだけ精度よく施工するかに
かかっています。
以下に隙間や欠損を失くして施工するかです。
既存の土壁などは隙間が空いていることもあります。
そのような隙間もウレタンなどで塞ぐといったことも必要です。
リフォームでも新築でも断熱材の種類や設備の種類よりも
もっとこだわるべきところがたくさんあると思います。
新築であれば一定以上の断熱等級が確保されてれば種類に
こだわる必要はありません。
リフォームであってもどんな断熱材を使っても精度よく施工する
ことが一番大切です。
いくら性能が良くても隙間があれば、欠損があれば効果は半減します。