トルコでの震災に被害は相当なものになっています。

倒壊時の映像を見ていても怖いくらいですが、周囲の家を見ると

組積造と言って石を積み上げた家が立ち並んでいるので「本来

地震の少ない国か」と思っていたら多いんですね。

200年代に入ってからもマグニチュード6以上の地震が5回ほど

起きていると言われています。

 

 

 

 

 

それを言うと日本ではマグニチュード6以上の地震は2000年代に

4~50回起きています。

なにしろ日本は地震大国で世界の地震の2割は日本周辺で発生して

います。

日本の場合はその対策として建築物の耐震化は進められていますが、

トルコでは補強自体に費用が掛かるために進んでいないそうです。

それにしても地震の多い国で組積造はないですね。

石やブロック、レンガを接着して積み上げているだけですから、

揺れれば倒壊します。

日本は住宅に関していえば基礎コンクリートと筋違や合板で固めて

地震に対抗するのが一般的です。

在来工法と言われています。

しかし、日本にはまだ建築基準法以前の家が残っています。

いわゆる古民家などに多い伝統工法と言われる家です。

伝統工法の場合の耐震補強は在来工法に変えてしまう補強もあります

が、伝統工法に応じた耐震補強もあります。

地震は必ず起きるとは言えませんが、万一の場合に備えておくに越した

ことはありません。

少なくとも大きな地震が起きたときに倒壊しない、または地震時に避難

する時間を稼いでくれる程度の強度は確保しておくに越したことはありません。