古民家や広縁のある家では床下が開口になっている家があります。
家の床下というのは現代の家ならば壁に通じるような隙間はあり
ませんが、少し古い家になると大引や土台と根太の隙間から外壁
や間仕切りの壁の中を小さな動物が侵入することがあります。
ネズミは昔からいました。
天井らを走り廻っていたことがあります。
猫や蛇がいるとネズミはいなくなります。
次にイタチです。
これは肉食なので猫や蛇では対抗できません。
また糞尿が大変臭います。
足音も大きいです。
私はどちらも経験しています。
リフォームをして床下に防従の網を設置していなくなりました。
ところが最近よく聞くようになったのがアライグマです。
あんな大きなものがどうやって屋根裏に上がるのかわかりませんが、
被害にあわれています。
10年ほど前、庭で飼っていた犬が一晩じゅう、何かに向かって吠えます。
何に吠えているのかわからなかったのですが、朝になって木の上に
タヌキ?が乗っかっています。
よく見ると色がグレーでタヌキではありません。
見ているうちに木の幹を握って逆さまに下りてきました。
アライグマでした。
最近被害にあわれている方は天井の水シミを見て「雨漏れ」がしている
と思ったそうです。
しかし、降ってもいないのにシミができます。
アライグマでした。
聴くところによると、アライグマのおしっこは臭いがしないそうです。
それで雨漏れだと思ってしまったみたいです。
良く相談されるのですが、退治は専門家にお願いするしかなさそうで、
工務店でできることは外に出ている時を見計らって侵入を防ぐための写真
のような防獣網を設置するか、床下に侵入して隙間を無くすしかありません。
ちなみに臭いがしないからと言って無害ではありません。
雑菌をたくさん含んでいるので不用意に触らないほうがいいです。