古民家特有の黒く光った丸太の梁です。
以前にリフォームされていて天井がふさがれていましたが、
撤去したところこのような梁が出てきました。
古民家のリフォームではよくあることです。
ひと昔前は梁や柱を覆い隠すリフォームが流行ったのかも
しれません。
時々不思議の思うのがこの黒く光った梁は竈の煙に燻されて
なっているはずですが、かなり広い範囲にわたって黒く光った
梁が存在します。
ここまで煙が来るだろうかと思うのです。
中には着色してあることもあるのかもしれません。
着色と言えば古民家をリフォームすると黒い梁と新しい柱や造作材
が混在することになります。
新しい柱や造作材も徐々に飴色に変色していきますが、黒くはなりま
せんし、その状態に違和感を感じる人もいます。
着色したほうがいいかなとも思いますが、オイルステインなどの揮発性
の塗料はあまり使いたくありません。
たまに床材などは柿渋を塗らせてもらうことはあります。
しかしすべてを梁のように黒くすると部屋が陰気になるような気もする
のですが、皆さんはどうですか。