今度新築させてもらう家の構造材です。
梁に使う木材で樹種は杉です。
製材する木材によってこのような節のないきれいな木材ばかり
になることがあります。
すべて化粧梁に使えればいいのですがそううまくはいきません。
1等材(節あり)か上小(小さな節しかない)では実際は単価が
大きく変わります。
墨付けをする大工さんと加工をする大工さんに分かれて作業
しています。
事務所の横が作業場になっているのですが、墨付け、刻みをする
には少々狭いです。
材木屋さんの倉庫を借りて作業することもありますが、今回は
事務所の作業場で刻みをしています。
作業の様子をいつでも見に行くことができます。
大工さんんも昔は看板板を使ってましたが、時代の流れかキャドで
書いた図面を数枚、板に貼り付けて確認しています。
「台持ち継」という継ぎ手です。
小屋梁などの継ぎ手に使います。
見えるところは「追っ掛け大栓継ぎ」などにしています。
手刻みは木の向きや継ぎ手など自由に変えることができます。