石膏ボードですが、これはあらゆる建設現場で使われています。
住宅においては必ず使われています。
左官やクロスの下地になり耐火の性能を備えています。
石膏ボードは昭和30年ころからそれに似たものがつわれていま
したが、一気に普及したのは昭和60年ころと言われますから
比較的新しいですね。
そいえば古民家と言われる家には石膏ボードは使われていません。
土壁や漆喰の壁が耐火の機能を持っていたので問題無かったのです
が、これは乾くまでにかなりの時間がかかりました。
そこで開発されたのが石膏ボードです。
大量生産には必要なものでした。
一般的な家、35坪程度の家で
3尺×6尺 9.5mm 天井用が70枚くらい
3尺×8尺 12.5mm 壁用が120枚くらい 使います。
能率よく家を造るにはこの石膏ボードを早く貼ることも大事です。
以前ハウスメーカーの仕事をしていた時、ある検定で一定時間内
に貼る石膏ボードの枚数が決められていました。
早さも必要ですがきれいに貼らなければなりません。
今でこそどこの施工現場を見ても石膏ボードはビスで止められて
います。
ネジで締めつけている状態です。
これが20年から30年前ではビスは珍しくて、釘やタッカー(ホッチ
キスのようなもの)で止められてました。
ビスで締めこんでこそ下地に密着しますが、釘やタッカーでは下地
から浮いていてもわかりませんでした。
仕事は早かったですが。