古民家は暗くて寒いというイメージがあります。
木組みが素晴らしく、風格のある家が多いのですが実際そのまま
では暗くて寒いです。
同じリフォームの現場でも古民家と在来の家とではこのような
違いがあります。
大きいというのも原因です。
部屋の奥まで光が届きにくいです。
そこで厨子2階の床を取って吹抜けにしたりして光が奥まで
届くような工夫をすることもあります。
使われている構造材からしても基本的に造りが違います。
壁も主に石膏ボードが使われている在来の家では仕上げにクロス
を使うことが多いですし、一方、土壁や表しの天井裏の古民家は
漆喰や板貼りといった仕上げが多くなります。
ですからリフォーム工事費も在来の家に比べれば高くなります。
古民家のリフォームの問い合わせはよくあります。
家が大きいだけに施工費は高くなりがちです。
できる限り施工範囲を狭めて提案させてもらうことになります。
現代の核家族のように2人~4人で暮らすには古民家は大きすぎます。
すべての部屋をきれいにする必要はないと思います。
使うかもしれない、どうせリフォームするなら今一緒に、と思うかも
しれませんが、使わなければもったいないですし、どうしても必要に
なればその時でもいいと思います。