家づくりの中で照明は大事です。
ちょっとした工夫で雰囲気が大きく変わります。
昨日訪れた古民家では玄関の土間の天井が大和天井と言って
2階の床板がそのまま見えていて、そこに梁が通っているの
ですが、梁の隙間に普通の蛍光灯が付いていて間接照明の
ようになってました。
こんな使い方もあるのだなと感心してました。
照明のプランを考えるときよくメーカーさんにプランを提案して
もらうのですがメーカーさんに頼むと照明器具の数が多くなります。
たくさん使ってほしいというのもありますが、今の照明はダウン
ライトが多いので自然とそうなってしまうのかもしれません。
何より「暗い」と言われるとクレームになってしまいます。
しかしこの照明が明るすぎると睡眠の不調につながることがあります。
ある調査によるとこれは家ではないのですが、日本の場合、お店の夜
の明るさは海外に比べて40パーセント程度明るく、公共施設では5倍
も明るいと報告されています。
同じ照明でも赤っぽい電球色と青白い昼白色では熟睡度に差が出るそう
で、電球色のほうがメラトニンという物質の増加がスムーズで睡眠の質
をよくするそうです。
何より電球色のほうが落ち着きます。
(余談ですが、スマホの光は睡眠に良くないそうです。寝る前に見るの
はなるべく避けた方がいいとのこと)
当社ではなるべく電球色をお勧めしていますが、暗い部屋が苦手という
人が多いです。
確かに本を読んだりするには電球色は頼りないです。
手元灯のようなもの、スタンドが必要になるかもしれません。
私のように歳をとって老眼が来るとたしかにつらいです。
今では照明もよくできたもので光量から色まで調整できる器具が増えました。
適材適所で自分のライフスタイルに合わせて選択してください。
照明メーカーでは選びきれないくらいの器具が掲載されたカタログが揃っています。