昨年から今年にかけてウッドショックによる木材価格の高騰や
半導体不足による住宅設備機器の納品遅れなどが続いています。
そこに最近ロシアのウクライナ侵攻に伴って木材の一部を輸出
禁止にしたことでまた影響が出そうです。
家づくりをされた方の中には予算がオーバーしたり、工期が
伸びて引き渡しが遅くなったという方もおられるでしょうか。
予算は家づくりにおいて最初に決めた置かなければならない
ものです。
影響する要素として
広さ、グレード、デザイン、部屋数 などがあります。
外観は凸凹が増えるほど高額になります。
また2階建てならば2階が大きいほど、そして総2階になるほど
工事費は抑えられます。
平屋はその反対です。
一つの部屋に基礎と屋根がひとつづつ必要な平屋に対して
総2階は基礎と屋根を二つの部屋で共有できます。
造るほうからすると贅沢な家なのですが、意外とどうして贅沢
なのかわからない人が多いです。
平屋は流行っているみたいです。
結婚したばかりの若いご夫婦が「平屋が欲しい」と言ってこら
れることがありますが「ちょっと早いのでは」と思ってしまい
ます。
全体の広さ、大きさ、部屋数を減らせば当然価格は抑えられます。
ただし、小さくなるほど坪単価は高くなります。
大きくても小さくても最低限必要な部分の価格は変わりませんから。
必要のない機能や性能は外すという方法もありますが、よく検討し
て決めましょう。
デザインを変えることでも価格は抑えられます。
せっかくの家づくりですから、慎重に判断しましょう。
考えることが多すぎて視野が狭くなってしまっていることがあります。
正常な判断ができなくなっていることもあります。
「あの時工務店の言うことを聞いておけばよかった」
といったことになりませんように。