リフォームで解体工事中です。
解体してみるとその家の仕事の良し悪しがよくわかります。
本当は良し悪しなどあってはならないのですが、職人さん
も工務店も千差万別なのが実態のようです。
使っている材料などもそうです。
余裕を見て大きめの材料を使っている家もあればよくこれで
今までなんでもなかったなと思うような家もあります。
リフォーム工事ではよくあることです。
解体してみないとわからない部分をどの程度見積の段階で
見ておくかによって工事費も変わります。
不測の事態は当然起こります。
そんな時に工務店や大工さんがどこまで対処するかです。
明らかに追加工事費を頂かなければできないことも起きます。
しかし施主さんにしてみれば見積を頂いている限りはその範囲
で施工してもらわなければ困ります。
予期していない資金が必要になりますから。
施工する側もできるならば追加の話はしたくありません。
できる範囲で何とか対応しようとします。
そんな時にどこまでできるかです。
悪く言えばそのまま石膏ボードや床板を貼ってしまってもわかりません。
そこは工務店や大工さんと施主さんとの信頼関係ですね。
せっかく信用して契約してもらったのに裏切るようなことはできません。
しかし、誠実に対処しているつもりでも気が付かないことや手落ちは
あり得ます。
職人さんには一日当たりの日当が決まっていてそれで仕事をしている人と
受け取り(請負)といって例えばその家を「完成させてこの金額」という
形態をとっている人がいます。
基本的に民間企業である限りほぼすべてが請負です。
決まった金額で仕事を請け負います。
社員は給料が決まっています。
しかし一人親方の大工さん、職人さんは日当制もあれば請負もあります。
急いでも頑張っても収入が一定の職人さんと頑張れば、早く完成させれば
収入が増えるという職人さんです。
工務店とすれば契約すれば利益が確定するので請負が助かります。
しかし日当制は社員とほぼ同じでいろんなことに対処しやすいですが手間
をかけるほど利益は減ります。
新築のように造るものが決まっている場合は請負という形態が取りやすく
実際、ほとんどが請負です。
しかし、リフォームのように不測の事態が起きやすい工事は工事内容が
把握しきれないので日当制が多いようです。
どちらもメリット、デメリットがあります。