寒い、寒いと思ってましたが、はや3月です。
さすがに過ごしやすくなったように感じます。
昨年の暮れから資材の高騰や不足に悩まされながらも現場は動い
ています。
木材の方はかなり落ち着いてきたようですが、建材や設備はまだ
不安定な状態が続いています。
そして4月に入ると住宅設備はほとんどのメーカーが価格を改定
します。
新商品が出ると同時にそのほかの商品も少しリニューアルして
価格が変わります。
だいたい5%から10%程度の値上げになるはずです。
解体工事も解体前の事前調査が厳しくなるようでこちらも値上げ
になるようです。
消費者側からすると収入はあまり増えないのに物価ばかりが先に
上昇していくように感じます。
家のような大きな買い物はなおさら慎重になるでしょう。
同じ家づくりをするならできるだけのことはしておきたいもの
ですが、そこはやはり先立つものが一番肝心です。
打ち合わせをしていてもそのあたりはひしひしと感じます。
どこの工務店、メーカーも同じように感じているのではないかと
思います。
ある程度の予算のある人はその人なりにいいものを望みますから、
皆さん同じです。
今月は新築の家の完成見学会を予定しています。
地元の木を使って大工さんに墨付け、手刻みをしてもらって造って
います。
新建材の類はほとんど使いません。
建具も建具屋さんが杉の木を使って造っています。
壁や天井はクロスも使いますが、漆喰や和紙、杉板が標準です。
どこの工務店も同じような仕様かもしれませんが、完成してしまうと
当然ながら見えるところしかわかりません。
本当は家づくりを考えている人には見えているところではなく、
構造にはどんな木を使っているのか、国産か輸入か、樹種は
断熱材はどんな断熱材を使っているのか、その性能は
サッシやガラスはメーカーではなく、どのランクの物か
クロスや塗り壁はどんな素材の物かといったことにも興味を
もってもらった方がいいと思います。
工務店にとっては困ったお客さんかもしれませんが営業の人は
多分いいことしか言いません。
今の時代どれがいいかは自分で調べればわかることです。