仕事がらいろんな家にお邪魔します。
特にリフォームの打ち合わせなどでは今ある家の構造や仕上げを
見させてもらいます。
構造や仕様は多種多様で工務店やメーカーの数だけ種類があります。
どれがいいということはありませんが、参考になることもあれば
「この程度でもいいのかな」という仕様もあります。
当社は新築はすべて長期優良の仕様にしています。
リフォームもなるべくそれに近い仕様でさせてもらいます。
特に構造材は柱などの基本寸法、大きさは4寸(120ミリ)を標準に
しているのですが、3寸5分(105ミリ)という家もたくさんあります。
比較的新しい家でも3寸5分角という家も時々あります。
4寸角の家に慣れると3寸5分角の構造材は頼りなく感じます。
構造材はやはり太いほうが長期的にも有利です。
「自然素材を謳っているはずの工務店」であっても断面の大きな構造材
は構造用集成材であったり、新建材のフロアーが使われていたり、壁や
天井はどう見ても普通のビニールクロスだったりします。
予算の都合で仕様を変えているのかもしれませんが「これでいいの」と
思うことがあります。
しかし、施主さん自体がそんなこだわりはないのかもしれませんし、
それで満足されていれば私がどうこう言うことではありません。
昨今はいろんな情報が交錯していてなんでも調べることができるのですが、
一般の消費者さんは構造や仕様の違いまでは調べません。
知らずにどこも同じだと思って家づくりをする人もたくさんいると思います。
営業は売らんがために不都合なことはあまり言いません。
数社の工務店と競合することになると「それは違いますよ」ということを
信じておられることもあります。
競合となればほとんどが価格競争です。
誰しも安いに越したことはありません。
しかし基本的な仕様の違う家とでは価格での競争はできません。
話は変わりますが、今朝のニュースには驚きました。
いきなり津波のニュースだったので「またどこかで地震か」と
思ったら、海底火山の噴火。
こんなことあるんですね。近くの国の人たちはどうなんでしょうか。
映像でもかなり大規模のように見えます。
「トンガ」という国はどのあたりだったか、と思いながらニュースを
見てましたが、私が見たニュースは画面の右上に日本列島が表示されて
津波警報の範囲が太平洋側になってました。
それなのに噴火の映像が左下だったので混乱してました。