今では家でくつろぐとすればリビングダイニングです。
私がこの業界に入ったころと言えばリビングとダイニングは
別の部屋として造っていたものですが今ではこれが普通です。
反対に応接間という部屋はなくなりましたね。
広々としたリビングならゆっくりできます。
中には広い部屋は落ち着かないという人もいますが少数派です。
広くなった部屋に吹抜けとなれば開放感は満点ですが、部屋
としての容積はかなり大きくなります。
つい10年くらい前までは冷暖房費がかさむからそんな部屋は
いらないという人もいましたが、現代の家は高気密・高断熱
で空気環境かなり改善されているので全館冷暖房でも可能に
なっています。
広々とした空間をつくるための性能とも言えます。
以前北海道で生活されていた方が言われてましたが「冬の間
炬燵に座り込んで生活するなんて考えられない」ということ
です。
北海道は寒いだけに暖房が行き届いています。
私の友人も学生時代を北海道で過ごして奈良に帰ってきたのです
が「奈良は寒い」と言ってました。
奈良というところは意外と冬寒く、夏暑いところです。
海のない内陸特有の気候です。
そして割と我慢強い人が多いと思います。
リフォームの相談に伺うとわかります。
今の時代でもお風呂が別棟にあるとか、サッシが結露で凍結して
動かなくなるという話も聞きます。
暖かい現代の家に住んでみてもらいたいと思いますが、そんなもの
と思って生活されているんでしょうね。
しかし、寒い家は体に負担がかかります。
家全体でなくてもいいので主に生活する範囲で快適な空間を
造ってみるのもいいと思います。
私も自宅をリフォームしてみてそう思いました。