吉野の山です。
50年から60年位の山林です。
50年、60年経っても直径30センチになるかならないか
の太さです。
少し太めの柱が取れる程度でしょうか。
伐採しているところです。
今も吉野の山ではこのように伐採しています。
倒されたばかりの切断面ですが、触ればしっとりと濡れて
います。
含水率200%くらいのこともあるそうです。
吉野の山の全景ですが、慣れた人なら遠くから見ただけで
杉の山か桧の山かわかるそうです。
枝葉が尖って見える山が桧だと聞いたことがあります。
ウッドショックで国産材も見直されつつあります。
と言っても急に増産できるものではありません。
ヘリコプターで搬出するか、運搬車が侵入できるように
道を整備していくか、どちらかしかないのですがどこの山も
それは模索中のようです。
吉野の山の木材は今はほとんどが間伐材だそうです。
間引きをした木材です。
しばらくはそれが続くでしょうが、伐採すれば植林しなければ
総量は減っていきます。
伐採ツアーは今でも行われていますが、植林ツアーは難しそうです。
まず、シカなどの野生動物に苗木が食べられないように囲いから
作らなければなりません。
植林にも費用が掛かります。
材木代も高騰しても仕方ないです。
いつまでも輸入にばかり頼ってはいられません。