今日は朝からリフォームの現地調査でした。
木造(軸組)の家は柱の間隔、モジュールがだいたい決まって
います。
今現在建てられている家は910モジュールの家が多いはずです。
柱と柱の間隔が910ミリを基準にして建てられています。
プレハブなどハウスメーカーでは1000ミリ(1m)という
メーターモジュールを採用している会社もあります。
しかし、少し古い家 古民家などになると985モジュールの家も
時々あります。いわゆる関西間(京間 本間)というものです。
畳を基準にした寸法です。
柱間わずか75ミリの違いでもこれが8畳とかになると910モジュール
では柱芯々3640ミリが3940ミリと30cm広くなります。
これだけでずいぶんと広く感じます。
田舎の家に住んでいる人が関東間の8畳を見て「6畳かと思った」
というのはよくあることです。
ですから、関西間の家に住んでいる人の場合はモジュールに気を付け
なければなりません。
とはいえ、現代ではこの関西間で新築することは少なくなってメーター
モジュールにしてしまうことがあります。
こちらの方がさらに余裕があります。
しかし、関西間の真壁はメーターの大壁よりも広いことがあります。
廊下やトイレなど柱に石膏ボードを貼ってしまうと実際狭くなります。
以前メーターモジュールで家づくりをしているハウスメーカーさんの
仕事をしていた時、施主さんに「広くなると聞いていたのに狭い」
と言われたことがあります。前の家が真壁だとなおさらです。
営業マンの説明不足ですね。
ただ、このメータモジュール用の建材類はすべて高いです。
未だに住宅関連の建材は910モジュール(3尺)を基準に造られて
いるからです。
写真の和室は記事とは関係なく以前にリフォームさせてもらった家
ですが、8畳の和室を6畳に縮めています。
天井板、廻り縁、長押はいったん取り外して再利用しています。