オリンピックもそろそろ大詰めです。

期待されていた人が意外な結果に終わったり、失礼ながらそうでも

なかった人が活躍したりといろんなことが起こります。

何にしろオリンピックは大きな問題もなく無事に終わりそうです。

また、高校野球も組み合わせが決まりました。

こちらは新型コロナの影響を受けて出場辞退をする学校もありました。

感染が拡大してますが、ここまで来たのですから無事に開催してほし

いです。

感染者数も増える一方でなんだか麻痺してきています。

今日などは東京都は5000人を超えています。

 

 

 

 

 

 

建て替え予定の家です。

古民家と言われる部類の家です。

小屋組みも現代の家とは違います。

母屋を登り梁で支えています。

現代では水平の梁を組んで小屋束で支えます。

 

 

 

 

 

 

手の込んだ欄間もあります。

建て替えではなくリフォームを提案したいところですが

施主さんの要望です。

古民家も大きくなると屋根の瓦の葺き替えだけで「小さな家

が一軒建つのでは」といった施工費がかかります。

それを考えると将来的に維持していくことが困難になります。

 

上の欄間もそうですが、構造材なども「使えるものは使ってほしい」

ということですから、できるだけ希望に沿わせていただきます。

古民家には職人さんの技術がいろんなところで使われています。

今では採取できないような木材も使われていることが多いです。

そのような材料はできるだけ使わせてもらうのですが、採取するのに

費用が掛かることがあります。

また、そんなにいいものなら「売ることもできるのでは」とも思われ

ますが、意外と売れるものではありません。

今造ってもらえばかなり費用のかかるものでも、その施主さんが再利用

するのはいいですが、他の人はあまり欲しいとは思いません。

古建具が欲しいという人はいますが、本当に欲しい人は「自分のもの」

を新しく造ります。

高価なものほど頂いたもの、古いものでは納得してくれません。

捨てるのではなく再利用するのはいいことですが、あくまでもそこで

暮らしていた人が使ってこそです。