来月完成見学会を予定している家です。
アイアンの階段手すりや造作洗面台のタイルなど
同じ人間が設計担当をしてもやはりその施主さんの
カラーが如実に表れます。
当たり前と言えば当たりまえですが、当社では杉や桧
といった無垢材を使った家づくりをしています。
建具もすべて建具屋さんによる手づくりです。
どうしても同じような造り、仕上がりになりがちです。
おそらく無垢材独特の色合いがそう見せるのではない
かと思います。
新建材は色も種類も豊富です。
使う建材の色を変えるだけで雰囲気は変わります。
無垢材はそうはいきません。
しいて言えば塗装をすることになります。
しかし、この家のようにアイアンを使ってみたり、色彩
の豊富なタイルを使ったり、建具のデザインを工夫する
ことで結構変わるものだなと思いました。
杉の床板ですが、普通の杉板と違って少し光沢があります。
これはすぎのゆかいたにUV塗装を施してあります。
多少、水をこぼしたりしてもすぐに吸い込んだりはしません。
少し新建材に近い性質になります。
トイレや洗面、キッチンに使う人もいます。
光沢がある分、普通の杉に比べてやや温かみが少なくなります。
この仕上げも住む人の好みですね。
無塗装でマットな仕上げがいかにも自然に感じる人もいます。
ただ、選択肢としてこのような仕上げの自然素材もあります。