お引渡しをして7年ほど経過する家のアフターメンテです。
こちらの家はリフォームでした。
最近は私もあまり現場に出ることはなく、メンテナンスも現場監督
に任せていましたが、手が回らずに私が行くことになりました。
本当に久しぶりです。
当社は新築もリフォームも新建材を使わない自然素材を使った家づく
りをしています。
自然素材というと好きな人は好きですが、苦手な人もいます。
メンテをどうしたらいいかわからないというのも理由の一つです。
杉や桧の床板も傷がつきやすく、水をこぼしたりすると早く拭き取って
もらわなければなりません。
凹みのような傷はスチームアイロンなどである程度直すことはできますが
いつまでもできることではありません。
また、経年で収縮します。
漆喰の壁も汚すと簡単に拭き取ればいいというものではありません。
コーヒーのシミなどは漂白剤を使ってもらいます。
クロスは使うことはありますが、コットンや紙系のクロスがほとんどです。
これもビニールクロスと違って汚すと拭き取ることができません。
しみ込んでしまいますし、変に拭き取ると敗れることがあります。
表面についた軽い汚れは台所で使う中性洗剤をスポンジにつけて軽くふいて
もらうと取れることが多いです。
今回はメンテは床鳴り、クロスの隙間、木製建具の調整でした。
私は今でこそ代表という立場ですが、以前はハウスメーカーの下請けをして
いてメンテや手直しは何でも自分でやってました。
ですから、ちょっとした手直しは何でもありません。
しかし、本当に久しぶりでずいぶん時間がかかってしまいました。
床なりは既存の床板の上に増し貼りをしたのですが、どうやら既存の床板
との間に隙間ができたようです。
このような床鳴りは細いキリで小さな穴をあけて注射器でボンドを流し込む
ことで治すことができます。
小さな穴は埋木をして完了です。
今回、こんなことがありました。
コンセントに差し込みを刺すと変な音がするというのです。
確かに「ジ・ジ・・・・」という音がします。
調べてみるとコンセントに埃が侵入すると発生することがあると書かれ
ています。
掃除機で吸ってみましたが、効果はありません。
仕方なく、取り換えました。
それでも鳴ります。
原因は差し込みのほうでした。
電気炬燵の差し込みです。
他のコンセントで確かめてから取り掛かればいいものを勘が鈍ってるんですね。
やっぱり年です。
それとこんな時近くにホームセンターがあると助かります。
準備してきたつもりが何か足りないというときすぐに買いに行って対応できます。