伝統工法の家ですが、樋がかかりました。
ガルバリウム鋼板の樋です。
ガルバリウムの樋は半丸が多いですが、箱型の樋もあります。
一番普及しているのが塩ビ製の樋です。
色もタイプも豊富にあります。
しかし、ガルバリウムに比べると耐久性に劣るようです。
熱による伸縮や紫外線による劣化は避けられません。
その点ガルバリウムは屋根や壁にも使われるので耐候性にも
優れています。
写真のように素材が鋼板なのであまり複雑な形のものは造れない
ようで、集水器(上合)の形はいたってシンプルです。
設計士さんが好むのかこれを使う人が多いです。
設計士さんは塩ビ製やビニールクロスといったビニールと付くもの
は嫌いな人が多いと思います。
塩ビ製の樋に比べると素材も高価ですが、施工費も若干高くなります。
そのせいかあまり普及していません。
それから扱いにも気を使います。
鋼板ですから、当てたり押したりすると歪んで(凹んで)しまいます。
塩ビのように戻ってくれないので足場が取れるまでは心配です。