床下の掃除をしています。
この家は伝統工法で床下の空間が高いので大型の掃除機を
持ってはいることができますが、普通の家は小さな掃除機
または箒と塵取りで掃除することになります。
「床を貼る前に掃除しておけば済むのでは」と思いますが、
どこからともなく、おそらく土台や大引の上に載っていた埃
などが舞って工事が終わるころには土間一面が埃だらけに
なっているものです。
土間コンクリートがなかった頃は下が土なので木くずなどが
落ちていてもわかりませんでしたが、今ははっきりとわかります。
引き渡しの前には床下点検口(収納庫)を開けて確認しますが、
時々木くずが落ちています。
家のお引き渡しの前にしてもらう清掃ですが、美装、洗い、ハウス
クリーニングと色々な呼び方があります。
今ではどれも同じような作業をする人の職業を指すようですが、
一般的な新築工事のお引き渡しの前に行うのがハウスクリーニング、
古い木部のアク洗い、染み抜きなどを含めた作業が洗い、美装と
いうようです。
私がこの業界に入ったころ、約30年前にはこの職業はありましたが、
そのもっと前は、洗いや美装というのはありましたが、ハウスクリー
ニングというのはあまりなく、お引き渡しの前に工務店の人や施主さん
が一緒になって掃除をしていたこともあったようです。
そんなものだったのでしょうね。
掃除くらいは自分でもできますから。
このハウスクリーニングも行ってからお引き渡しまでの期間が長いと
床にうっすら埃が載っていることがあります。
クリーニングといっても主に窓廻り(サッシ)、床、建具の類を清掃する
だけで床や壁、天井は拭き取ったりはできません。
工事中のうっすら舞っていた埃がしばらくすると落ちてくるようです。