施工前
今日は古民家のリフォームの施主検査でした。
少しづつ変わっていく現場を見ている自分たちにとっては
大きな変化はありませんが、最初の状態しか知らない奥さん
などはその変わりように驚くようです。
施工後
施工前
支障のない壁や間仕切りを取るだけで家の中はかなり明
るくなります。
大掛かりなリフォームができるのも構造がしっかりして
いるからです。
古民家といわれる昔の家は構造材が全体に大きく組み方が
しっかりしています。
現代の家はほぼ規格化されて金物を併用するので比較的
構造材は細いです。
ここ10年くらいは規制の厳しくなり構造もよくなりましたが、
やはりバブルのころの建てれば売れたという時代の家は品質
の良くない家が多いです。
施工後
古民家は真壁と言って柱が見ている仕上がほとんどですが、
ところによっては大壁(柱が隠れている仕上)に変えています。
リフォームで柱についている敷居や鴨居を取るとそこが傷として
残ったりもします。
少なければ埋木で対応することもありますが、壁で覆ってしまう
こともあります。
写真の部屋は杉の床板に柿渋を塗装しています。
座敷は改装程度でほぼそのままですが、欄間は空調のために
アクリルでふさいでいます。
家も大きければ庭もかなり広いです。
これから剪定に入ってもらうようですが、かなり剪定のし甲斐
があると思います。
石畳と飛び石が長年、そのままだったようで雨が降るとぬめり
で足が滑るので高圧洗浄しています。
樹木の下は樹液が落ちるせいかなかなか取れません。
ウッドデッキも樹木の下は傷みやすいようです。
来月お引き渡しです。
新しい生活を満喫してください。