宇陀市松山にある「千軒舎」に来ています。

「旧内藤家」ということで宇陀市に寄贈された建物です。

千軒の民家が復活するようにと願って名付けられています。

和室に上がらせてもらいました。

写真ではわかりにくいですが、まだガラスを造る技術が未熟

だったころのガラスがはめ込まれていてわずかに波打ってい

ます。

これが今ではもう造れないようで却って貴重なものになって

います。

長押に鶴の飾りがついています。

亀と並んで縁起のいいものだからでしょうか。

ある個人宅でコウモリの飾りを見たことがあるのですが、

「どうしてコウモリが」と思って調べてみると「コウモリ」

は漢字で書くと「蝙蝠」で福という字がつくのでこれも縁起が

いいとされて和室の飾りになったそうです。

しかも、家によっては逆さに取り付けられていて「福」が逃げ

ないようにと願ってそうされたようです。

昔の家ですから、天井は吹抜けになっています。

よく見ると開口部は外側にアルミのサッシがついていて内側の障子

が紐で滑車を使って開閉するようになっています。

 

教えてもらうまで知らなかったのですが、ここは城下町です。

宇陀松山城というお城がありました。

復元の模型も飾られています。

残念ながら今では周囲に石垣がわずかに残っているだけで単なる山

にしか見えません。

 

 

 

 

 

 

右の山がそうです。

しかし、ここも竹田城と同じで雲海が見れるそうです。