リフォーム工事の最中です。
もっとも一般的な木造軸組み工法の家です。
構造のことを言ってもわからない人がほとんどですが、
このほかにツーバイフォーやプレハブ(軽量鉄骨)など
の構造があります。
一般の人が構造のことをわかろうとしても難しいです。
特に木造はそうです。
今でこそプレカットやハウスメーカーが作る家が増えまし
たが、昔は大工さん(一人親方)が刻んで作っていました。
どの大工さんも同じつくりをするかというと、そうではなく
どの大工さんも違った作り方をします。
自分が親方から学んだやり方で構造を組んでいました。
一人親方の大工さんの仕事が減り、工務店やビルダーが大工
さんを抱えるようになり、かなり構造は統一されてきましたが、
それでも違いがあります。
同じ構造計算をしても、梁のたわみをどれくらいに設定するか
で構造材の大きさは変わります。
写真の時代の家の構造はほとんど大工さんの今までの経験と勘で
造られていることが多いです。
2階建ての木造住宅に構造計算の義務はありません。
筋違が規定通り入っていれば確認はおります。
いい加減に思うかもしれませんが、そこは熟練の大工さんだと構造
計算をしたような造りになっていることもあります。
昔からある神社・仏閣などは構造計算などされていません。
それでも幾度かの地震にも耐えて残っています。
昔の大工さんの技術と経験はすごいものだったのでしょうね。
しかし、今の大工さんは工務店はどうでしょうか。
やはり計算根拠があった方がいいですね。