「中小企業」よく使われる言葉です。
中小企業同友会という団体もあって私も加盟しています。
この中小企業の基準ですが、資本金の総額と従業員数で
決められています。
私のような建設業(製造その他)の場合、資本金3億円以下
従業員数300人以下です。
そして、中小企業のうち特に小規模なものを零細企業として
中小企業に含めない場合もあって中小零細企業とも表現され
るようです。
どれくらいの規模の企業かというと、「製造業で従業員数9人
以下と考えてよかろう」と書かれています。
私の会社は8人ですから零細企業ということになります。
業種が変わると人数も変わりますが、この業界は周りを見回して
もほとんどが零細になるのではないでしょうか。
零細の範囲を超える会社は数えるほどしか思い当たりません。
また、ハウスメーカーを除けば中小の範囲を超えるような会社は
ないかもしれません。
実際、世の中にある会社の99.7%が中小企業に分類されます。
また、そこで働いている人は全就労人口の70.1%になります。
中小企業は大企業に比べて社会的信用や福利厚生、将来性、安定性
という点ではかないませんが、小さいなりに独特な社風があったり、
家庭的であったり、また大企業では経験できないような多岐にわた
る仕事を経験できたりします。
今の若い人にとってはそれは負担にしか思わないかもしれませんが。
そこで足りないのが、社員の教育時間なのかもしれません。
最低限に人数でやりくりしているところがほとんどで、したくても
できない、またそのやり方がわからないといった事情もあるでしょう。
しかし、そこを何とかやりくりして大手にはできない独自のものづくり
をしている会社もたくさんあります。
先行き不透明ですが、ここなら安心という会社もありません。
自分がどんなことをしたいか、それにかける若い人たちが出てくると
いいですね。