数寄屋門も大工さんの仕事は終わりました。

破風板の形をどうとるかで迷いましたが、結局この形に納まりました。

軒裏ですが、桧(白木)を使うときれいです。

数寄屋門いろんなところで造られているのですが、意外と歴史などを

調べてみてもあまり詳しいことは出てきません。

おそらく中国から伝わり、それが日本で改良されて今の形になったの

でしょうね。

日本には寺社・仏閣はたくさんあります。

中国から伝わった建築物ではありますが、中国の建築物は日本のよう

に軒の出は長くないそうです。

日本の職人さんたちが日本の気候風土に合わせて長く変えたんだそう

です。

それを思うと、今の輸入住宅はなにも改良されずにそのまま建てられ

ています。

耐水性の高い建材類があるからこそできるのかもしれませんが、気候

風土に合った改良は必要かもしれません。

 

この数寄屋門は冠木門に含まれる門ですが、造りも多種多様です。

ここまでは順調に進んできたのですが、ご多分にもれず屋根の工事が

間に合っていません。

大阪ではまだ地震の復旧が残っているくらいですから、奈良はまだ

ましな方です。

何とか年内にと思っていますが、生活されている家の屋根が優先ですね。