サッシメーカーの「YKK体感ショールーム」です。
写真撮影ができなかったので、ネットから画像だけ
を張り付けています。
いろんなブースがありましたが、今回のメインは
サッシの種類(ランク)別に独立した部屋を造り
外温との差を体感するするための施設です。
アルミの枠に単板ガラス、アルミにペアガラス、
アルミ樹脂複合の枠にペアガラス、樹脂枠にペア
ガラス、さらにトリプルガラスとランク分けして
います。
サーモグラフと実際の温度が表示されてもいますが、
画像や数字よりも体感するのが一番です。
当然樹脂枠にトリプルガラスが一番性能がいいわけ
ですが、日本はヨーロッパや韓国に比べてサッシの
性能が遅れているとよく言われます。
日本ではほぼ北海道の地域に位置する国です。
より高断熱であるに越したことはないのですが、そこ
まで必要なのかともいわれます。
日本全国どこでも同じように扱うことはできません。
関西は地域区分で言うとほとんどが4の地域となります。
この地域では熱貫流率は0.75以下である必要があります。
実際建築されている家は0.5くらいが一番多いのではない
でしょうか。
普通の壁厚の家ならばこれくらいです。
断熱材の厚みに限度がありますから。
これを外側に壁を付加して、断熱材を30センチくらいにする
と0.2以下という数値まで持っていくことができます。
実際、ショールームにはこの数値を満たす部屋が作られて
います。
やはりこの部屋だと、外部が0℃から5℃くらいでも生活の熱
だけで暮らせるのではと思うくらいの断熱性能を体感できました。
近い将来、もっと薄くて高性能な断熱材ができれば関西でもこれ
くらいの数値が当たり前のようになるのかも知れません。