天井の高さが決まって少しづつ下地が造られてきました。

補強の柱も立てられました。

見上げると隠すのがもったいないような小屋裏が見えていますが、

ここまで上げてしまうと夏場はよくても冬の暖房が大変です。

木は200年から300年少しづつ強度を増していくといわれます

が、これを見ると本当のそうだと思えます。

 

ただ、それには材料が全体に太いという条件は必要だと思います。

古民家といわれる家は屋根に瓦と土が載っていますから、大変重く

作られています。

その重みに耐えきれずに屋根が波打ったり、梁が荷重に耐えられなく

なって下がってきていることもあります。

外観を立派に見せるためにか、棟を高く積み上げたり、大きな鬼瓦を

置いている家もありますが、やはりそれなりに構造材も大きくして

おかないと経年変化でその重さに耐えきれなくなります。