和瓦を葺いた家です。
当社ではガルバリウムをよく使うのですが、和瓦も根強い人気があります。
和瓦は何より耐久年数が長いです。
一般的にはセメント瓦やガルバリウムは30年位と言われていますが、和瓦は
60年以上とも言われます。
実際、100年を経過している家もあります。
ただ、和瓦の場合瓦自体は長持ちしますが、面戸や棟瓦を支えている漆喰部分
の補修が必要になることがあります。
施工費もガルバなどに比べれば高価です。
震災以降、和瓦は急に減りました。
そのもの自体の重量が原因です。
震災以前は瓦の仕手に土を敷きましたが、今では桟葺きと言って木で下地を
しています。
軽い屋根を使っても重い屋根を使ってもそれに応じた構造を組めば問題は
ありません。重いなりに構造材が大きくなり、耐力壁という地震に対抗する
壁が増える事になります。
こちらの家は室内も木をふんだんに使った仕上げになっています。
構造材も天然乾燥材を使っています。
お施主さんの好意で来週の日曜日、1月28日に完成の見学会をさせていただ
きます。
ご夫婦2人と子供さん2人の子育て世代の家です。
アルミと木の複合サッシや木製の玄関ドアなどあまり使われていない仕上げ
があって面白いと思います。