今日、無事に上棟が終わりました。
当社は家を造る時、すべて墨付けをして大工さんが手刻みをして造ります。
能率だけを考えればプレカットの方が優れていると思います。
施工費も安く済みますし、工期も短いです。
また、プレカットならば図面を送ればそれに基づいて構造材を拾い出しを
してくれます。
手刻みの場合は当社の場合、現場監督が材料の拾い出しをしています。
経費も掛かります。
上棟時は、棟梁は無事に棟が上がるまでは心配です。
墨付け間違いや刻み間違いがないかと気になります。
あまりいいことがないように思いますが、メリットもあります。
墨付けや手刻みといった技術が残ります。
現場監督も自分で材料を拾いだすことで構造が分かるようになります。
当社は天然乾燥の木材を使っているので、木材独特の癖というものが
あります。
真っ直ぐのようでわずかな反りやねじれもあります。
それを使いまわすことで家を頑丈に組むことができます。
プレカットでは対応できない丸太などの加工もできます。
自分が刻んで作ったという責任もあります。
完成すればわからなくなることですが、見えないところに手間が掛
かっています。