今日は、古民家鑑定士の講習・試験でした。
今、古民家はちょっとしたブームです。
原点回帰でしょうか、若い人に興味を持っている人が多いように感じます。
自分の知らない世界からかもしれません。
古民家には今の家にはない趣があります。
実際に住むこととは別の視点でとらえられているようにも感じますが、
家ですから、住んであげて初めて役目を果たします。
しかし、今の住様式からすると住みにくさは否めません。
少しでも今の若い人でも住めるように改修が必要になります。
また、今古民家に分類される家に実際住んでいる人または住んではいない
けれども所有している人に活用方法を提案するのが古民家鑑定士の仕事です。
若い人の中にも真面目に地域再生や古民家活用を支援している人はたくさん
います。
古民家が好きな人たちが数人集まって空き家となってしまった古民家をみんな
で改修している人たちもいます。
完全に空家になったしまった家は誰がどう活用しようとあまり障害はありません。
どちらかというと対処に困るのがほどほど住める状態の家なのに誰も借り手や
購入者がいない家です。
購入してほしい人や借り手を探している人はたくさんいます。
そういった仲介をするのも鑑定士の仕事ですが、なにぶん古民家と言われる家は
立派な家が多く、坪数もかなり大きなものが多いです。
それだけに、高価なものになったり、借りるにしてもその大きさでは持て余して
しまいます。
昔のように大家族が住むような生活様式になればもっと活用されるはずなのですが、
今の時代では、店舗や外食産業、または民泊のような使い方しかできないのでしょうか。