束石から床を作り直しています。
本当は、防湿の土間コンを打ちたいところですが、高さが取れない
のと予算の都合です。
束を入れる空間がないので束石でレベルを取っています。
根太を流したところですが、これくらいの空間があれば大丈夫で
しょう。
根太は桧の2寸角です。
床下の断熱材の施工です。
このような家は気密性がよくありません。
断熱材もあまり効果を期待できませんが、暖房時に床下からの冷気
の侵入は止めてくれます。
古民家の場合、ある程度の寒さは覚悟してもらった方がいいです。
もちろん対策としてはいろんな方法がありますが、もともとの
ボリュウムが大きいのでそれだけで費用がかさみます。
また開口部に断熱サッシと言っても外観や雰囲気が変わってしま
います。
内装をあまり替えずに断熱性を上げようとすれば外側で断熱する
ことになりますし、内側で断熱すれば真壁ではなくなります。
天井は天井裏に断熱材を敷き込むことで対応できますが、壁から
熱が逃げてしまいます。
内障子はうまく利用すれば断熱の効果を上げてくれます。
暖房方法としては、温水式の床暖房や薪ストーブが多いです。
床暖房は直接足に接するので室内の気温が低くてもあまり寒く
感じません。
また熱が下からあげるので建具に隙間などがあっても熱が逃げ
にくいようです。
薪ストーブはやっぱり熱量が大きいのである程度の範囲は期待
できます。
それでも大きめのものをお勧めします。
薪はたくさん必要ですが、寒さには代えられません。