自然素材を使った家というとどちらかと言えば和風または
カントリー調の家が多いです。
写真のようにアールの垂れ壁を入れると洋風というか少し
変わった雰囲気になります。
当社は新築もリフォームもほとんど自然素材を使います。
造る方に固定観念があってか、直線基調の家が多いです。
確かに打ち合わせの時に、ここだけはアールの垂れ壁にして
ほしいといった施主さんはときどきおられます。
自然と無くなることもあるのですが、今回は多用しています。
家というのはどんな材料を使おうがどんなデザインを取り入れ
ようが、その人の好みです。
工務店は、独自のポリシーがあるようで施主さんの意見は割と
取り入れます。
一方、建築家と言われる人たちは、あまり施主さんの意見は取
り入れない傾向があります。
自分独自の家づくりをする人が多いです。自分の作品のような
感覚で家づくりをします。
これがぴったり合う施主さんもいます。
「プロとしての提案は通すべきだ」という考えの工務店もあります。
一方、何でも聞いてくれる工務店もあります。
何でも聞いてくれる工務店はいいようで、あまりお勧めはしません。
施主さんは思い付きで意見を言うことが多いです。
素人なのですから、当たり前です。
どこかで歯止めしないと後悔することになります。
造る側は、いい家ができるようにうまく施主さんを誘導できなければ
なりません。
はっきり言ってしまえば早く済むこともありますが、回り道をしなが
ら決めていくというパターンが多いです。
施主さんにとってそれが満足のいく決め方なのかもしれません。