大神神社の拝殿です。
日本最古の神社ということで有名です。
ここは三輪山をご神体としているので、直接 三輪山に祈りを
捧げます。
ですから、本殿はなく拝殿があるだけです。
古い神社にはこの形の神社が多いそうです。
ただ、祈りをささげるのではなく正式には
自分の住所氏名を名乗り、無事にここまで来られたことに感謝
してから祈りをささげるのだそうです。
祈りも一方的にお願いするのではなく、お力添えをお願いする
ものだそうです。
拝殿に向かう参道も両端を歩きましょう。
中央は神様が通るところです。
年末のお礼参りもお忘れなく。(私は行ってませんでした)
私はこちらの拝殿で、毎年のように祈祷してもらっているのです
が、神主さんの祝詞奏上の最後に参拝者が一緒になって唱える言
葉があります。
「幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)守り給え 幸(さき)
はえたまえ」です。
3度一緒に合唱します。
大国主大神が伝えられた言葉とされ、神の二つの姿 荒々しい魂
(荒魂)と恵みをもたらす和魂(にぎみたま)から、和魂がさらに
幸魂と奇魂に分けられています。
幸魂は人に幸を与え、収穫をもたらし、奇魂は奇跡によって幸を与
えるとされています。
私はそれほど信仰心が篤いわけではありませんが、やっぱり日本は、
「神の国」です。